イントロダクション

知れば知るほど面白い!
肖像画で読み解く、
ドラマティックな英国王室の歴史。

遠く11世紀から現代まで、伝統を受け継ぎ、今もなお世界中の注目を集め続け、話題に事欠かない英国王室—約1,000年、幾度かの王家転変のなかで、傑出した人物たちが現れます。
6人の妻を持ち、絶対君主の名を欲しいままにしたヘンリー8世。宗教的混乱の中を奮闘、“ブラッディ・メアリー”の異名をとったメアリー1世。最強国スペインの無敵艦隊を撃退、“国と結婚”し生涯未婚を通したことから“ヴァージン・クイーン”と呼ばれたエリザベス1世。9人の子、40人の孫、37人の曾孫を持ち、18歳から63年間治世した“ヨーロッパの祖母”ヴィクトリア女王。そして現在の王であるエリザベス2世。女王自身はもちろん、息子であるチャールズ皇太子、孫のウィリアム王子、ヘンリー王子—ロイヤルファミリー全員が、日々のニュースにも頻繁に登場するほどの人気ぶり。このようなとてつもない人物たちが、英国王室の歴史を脈々と創ってきました。
今回、世界屈指の肖像専門美術館ロンドン・ナショナル・ポートレートギャラリーより、テューダー朝から現在のウィンザー朝まで、5つの王朝の貴重な肖像画・肖像写真など、およそ90点が来日します。
本展では、作品の魅力と併せ、美しく気品に満ちた肖像画のモデルである王室の面々が辿った運命‥幾度となく映像化や舞台化され、いつの時代も世界中を虜にする「英国王室の物語」を存分にお届けします。
©National Portrait Gallery
「肖像画には物語がある—」
展覧会ナビゲーターは
『怖い絵』の著者 中野京子さん
©文藝春秋/三宅史郎
歴史的背景を知って“絵画を読み解く”鑑賞の面白さを提案した中野京子さん(作家・ドイツ文学者)を展覧会ナビゲーターに迎え、著書 『名画で読み解く イギリス王家12の物語』(光文社新書)を展覧会公式参考図書としてコラボレーション。本展をさらにより深く、面白く鑑賞するためのナビゲートをしていただきます。
美しいポートレートにおさまる王族たちの、もう一方の顔—。肖像画が写し取るその表情や佇まいはいったい何を語っているのか—。描かれた人物の個性や時代背景がわかりやすく書かれている本書を読んで作品を読み解いていくと、展覧会が何倍も面白くなることは間違いありません。
展覧会公式参考図書
「名画で読み解く
イギリス王家12の物語」
(光文社新書)
「王家が転変する度に途轍もない人物が生まれ、ドラマが生まれるのが英国史の面白さ。大国でいまだ王室を戴いているのはイギリスだけであり、さらに君主たちの個性は、物語の国にふさわしく、実に豊かです。(抜粋)」
「王家が転変する度に途轍もない人物が生まれ、ドラマが生まれるのが英国史の面白さ。大国でいまだ王室を戴いているのはイギリスだけであり、さらに君主たちの個性は、物語の国にふさわしく、実に豊かです。(抜粋)」

みどころ

肖像画には物語があるー
描かれた人物の生き様、
歴史的背景とともに作品を楽しむ

作品の魅力と併せ、美しく気品に満ちた肖像画のモデルである王室の面々が辿った運命、繰り広げられた人間模様に肉迫します。背景を知って観覧することでより深い鑑賞体験ができる画期的な展覧会です。

いつの時代も世界中を虜にする、
英国王室の王と女王たち

シェイクスピアの演目でも知られるヘンリー8世、歴史上もっとも著名な女王と言っても過言ではないエリザベス1世、そして現女王であるエリザベス2世。英国王室の中でも、約500年に亘るテューダー朝から現ウィンザー朝までの5つの王朝を紹介。今も昔も話題に事欠かない、とてつもない人物たちが脈々と創ってきた英国王室の歴史を肖像画で辿ります。
King Henry VIII after Hans Holbein the Younger, probably 17th century(1536) ©National Portrait Gallery
Queen Elizabeth II by Dorothy Wilding, hand-coloured by Beatrice Johnson (1952)
©William Hustler and Georgina Hustler / National Portrait Gallery
Queen Elizabeth I by Unknown English artist (ca.1588) ©National Portrait Gallery

ほぼすべてが初出品!
英国王室史を映し出す肖像画と写真群

王や女王はもちろんのこと、その妃や家族たちの言動や芸術的活動、ファッションなどは日々世界の注目を集め続けています。波乱万丈な人生を送ったダイアナ妃、現代の王室人気を支えるキャサリン妃の貴重なポートレートも展示されます。

映像でも楽しめる!

英国王室の歴代の王や女王、王妃たちのドラマティックな人生は、数々の映画やドラマにも描かれてきました。
肖像画に描かれた人物の生きた時代背景や繰り広げられる人間模様を堪能できる映像作品の一部をご紹介します。

映画

  • 『1000日のアン』『ブーリン家の姉妹』

    ヘンリー8世、アン・ブーリン/テューダー朝

  • 『エリザベス』『エリザベス:ゴールデン・エイジ』

    エリザベス1世/テューダー朝

  • 『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』

    エリザベス1世、メアリー・ステュアート/テューダー朝

  • 『女王陛下のお気に入り』

    アン女王/ステュアート朝

  • 『ヴィクトリア女王 世紀の愛』『ヴィクトリア女王 最期の秘密』

    ヴィクトリア女王

  • 『英国王のスピーチ』

    ジョージ6世/ウィンザー朝

ドラマ

  • 『女王ヴィクトリア』

    ヴィクトリア女王

  • 『ザ・クラウン』

    エリザベス2世/ウィンザー朝